平成13年慶 研究報告 充分県産業科学妓衡センタ岬
携帯電話を用いたスタンプラリー/ポイントカードシステムの開発
植村和明。斉藤雅樹*。後藤和弘**・濱名市美***
機械電了一部・ 材料開発部れ大分県夜業技術総合研究所研究交流センタし−**。Ll 田産業T▲芸試験所***
Res ear c鵬andわeve週叩m
en富0ぎC払eckpoi m
t s 絶品星置y/Poi m
t Car dSvs せem
Kaz uaki UEMURA・Mas aki SAI TO*・Kaz uhi r o GOTO**c Naomi HAMANA***
Mechani cs &El ect r oni cs Di vi s i on,*Mat er l al f )evel opmcnt Di vi s i on。**()i t a−AユSTJ oi nt Res ear chCent er 。
***ヱ旦i t a上王1dus t r i al ∧r t Rcs car ch Di vi s i o王1
要旨
インフラ 整備が進む中で王√1∵卜況といわれる理由〝〕一つは,その整備されつつあるインフラを活川したアプ
リケし一ションが少ないことにある.2桝=÷「=)∩現在∴甘録数が7000ガ台を超えた携帯電話においても同様で ある〉我々は,打開策〝)一/つとして携借竃ぷ宜インターネット機能を利川した新しい使用法,“ 携帯電話ででき
るスタンフラリし一/ポイントカ」一ドンステム (i スタンプ/1ポイントシステム)” というビジネスモデルを
考案Lた.9月より実験サイトを運営Lており,その有用竹三が確認できつ/つあるぴ〕で報告する.
は風雨や太陽光にさらされフ 電子部品を多用する複維な 装置の設置に向かないという問題がある。特に地点側が 無人である場合など,高価な装置を設置することは盗難 に遭う可能性やいたずらで破壊される可能性を無視でき ない。
去た,マイレし一ジカーードのような通常び〕磁気カー∨一ドに
はその時点げ〕到達状況や得点がカードl 二に表示されない た♂),参加者が自らの到達状況や得点を確認したい場合j 参加者が事務局にH向く,電話や上→、AXなどでHら照会 を行う,事務局から送付される通知文書を待つ,または
パソコンなどで事務局のホームページにアクセスして本
人である認証を行った後に照会するというコ 煩雑さを伴
う作業が必要となる。このように,現在の電子的なサ」→
ビスにむ様々な!廿担がある.そこでj l センタ」1では, これらの問題を解消する携帯電話利用げ〕ビジネスモデル
「多地点巡回支援システム」を開発した(特言′ 竜二出願中
出願番号一:特願2001−i 94う言う).
携帯電話は,2001年 川 月には国内加人什数が7000 万作を超え,現在そ〝)7割がインタ」−ネット対正中モ」−
ド,仁ZⅦ′ cb,、アスカイ等)という状況にある.
そこで,携′ 筈端末の近未来を描き,“ 携帯電話は生活を 賢かにナるた捌こ必要不可欠な道具” とt ノてとらえ,高 価で大型な地上設置型の読取り機を,各自♂〕インターネ
ット機能イ、J ▲ き携帯電話で代用す ることを考えた.
標識と読取り機を従来型針トマイレー∵ンカーードと逆に したことから,我々は,このシステムを通称“ 逆マイレ 1.はじめに
スタンプラリー1,オリェンテーーリン グ,身近なところ
ではポイントか▼一ドなど,地点をめぐってその到達状況 や購人客酎こより特典がもらえるサーービスは,世の中にあ ふれている.規模が大きくなると事業者の手間が飛躍的 に増えるので,それを解消する目的で電子化されたもの もある。
その代表的なヰ)のが,航空各社が展開しているマイレ
ー∵ソカーぺドである.
これは,参加者側に磁気カー「ド等の単純かつ′ 安価な個 体姉=定のための標識を携帯させ,地点イ則(利川音の訪問 地)にカードリー一ダし−などの複雑かつ高価な認識装置な どを設吊し,中火サし一バ」一で登録おLLび認証を行い管理
する章〕♂)である.
しかし,地点が数多く存在する企画の場合,各地点に 認識装置および通信回線を整備するには多額ク〕設備投資 な必要とする。
オリェンテー1リングなど野外での企画に清川する場合
Fi g.l マイレー¶ カー【ドのシステム
平成13年度 研究報告 大分県産業科学技術センタ叫
Fl g.2.多地点巡回支援システム
ージシステム” と呼んでいる.
2.「逆マイレ仙ジシステム」
こげ)システムは,地点側に暗片(標識)を設置し,参 加者側が携帯電話(認識装置)で暗片を入力。送信する
と事務局に設置された小央サーバ」→は予め登録された 暗号と照合∴認証を行い,ポイントが加算される仕組み である.
認証に=二,参加者び)位置情報を加味する,暗号を刻々 と変化させるなど認証の信頼性を高める種々び)仕組みを 付加すること汀考慮している.
こ〝〕ことにより,各地点に高価な認識装置を設置する 必要が無く,野外など劣悪環境下にも弛ノ[さ、ミを設定ト]†能な
「電了一ポイントか−卜’ 一i 「電子スタンプラ リ」−→∨」等が手軽
に構築できる.
よた,現在のポイントや順昭二が携帯電話画面にリアル タイムに表ホされ,ゲー1ム惟や臨場感が付与されるなど, 大きな効果が生まれる.
i 三な用途として,
志観光地等でのスタンプラリー
②学校等で〝J オリュンテーー リング 3 商店街叩デパー1、でのセールや福引き
などが考えられる.
次に実際び)事業に使われている例を紹介する。
3.「ケ鵬タイ温泉道@別府」
ステムは,本年9月より温見めぐりスタンプラ このシ
リー「ケ一夕イ温泉道@別府」に試験的に導入され,現
在実証実験中である.
別府の88箇所の温泉に掲示された「合い言葉」をそ の場で人力すれば,スタンプ画像が携′ 帯電諸に表示され
る“ 台紙の要らない電子スタンプラリし→” として,「現在
〝)入港数や順位がすぐわかる」「抜きつ抜かれつの競争 にハ〉7る〉」など,好評を博している.新たな販促システ ムと期待する温泉施設や携帯電話会社等から入湯無料券 やタオルなどの嵐品行提供されている.
㌢i g.j ケ仙タイ温泉道@別府のアクセス手順
平成13年鹿 研究報告 大分県産業科学妓禰セン牒⊥
事がわかる.こクつシステムノ)特長mひとつがよく現れて
いるら
システムは,当センター一げ〕ビジネスモデルをもとに県
内ソフトメーーカーーが制作しノク 実証実験システムの運用管
理もあわせて行な/〕ている
さらに11月からは,別件速臥地域の観光施設〟)スタ
ン ブ ラ リ ーー 広.域 観 光 @ 別 件 速 見”
(i l t t P:/ノ′ 帆7WW8.I l eO−SyS.CO、j p′ kankoし邑)も行なわれた.Fi g.6参
照u(ハ」一モニーーランドではキティちゃんスタンブが画
釘に)。 400000
350000
3000〔)0
250000
20000C〉
て50000
100000
50000
0
4500
4000
3500 卜++監璽璽辺登録者
立ち上げ後の推移
uのべ入湯数
ページビュー
3000
2500
2000
1500
1000
500
0
延入湯数9月10月11月12月1月 2月べ椚ジビュ几
Fi g.4 立ち上げ後の推移状況
ケー一夕イ温泉道@別府」ク〕サービスは,携帯キャリア ぴ)3社の公式サイトから行なわれている.
9J l 立ち上げ以降の状況をFi g_4に示〉仁
9月から2月よでげ)推移を見ると,総べーージビューー(利
用者が閲覧した延べ総べージ数)35フ了ページ,登録者数
が2000人,この間の延べ入湯音数は4000人を超える結 果となっている.
これは,あるキャリアの“ おでかけか レジャージャン
ル” では,6サイト中3∼4位の位置にあり,ガイド系 で地域限定のものとしては予想を人きく覆す結果となっ ている.(ガイド系は九州全域など広域であることが 般的で,別府という特定地域でしかむ温泉だけというも のは枕は)てである.)
また,対象となる温泉施設は,大きなホテルから地元
の北同浴場まで様々であるが,Fj g.5にホすように,入湯
者の数のばらつきが小さく地域全体への波及効果が高い
Fi g.6.広域観光@牒」杵速見
4.今後の展望
我々の今までの経験からすればビジネスモデル,の提 案よでは行なえるも〝〕ぴ〕.実現に漕ぎ着ける事ができず,
そげ〕うち同じようなモデルが新聞紙上虻にぎわすという
大変に残念な思いを重ねてきた.
しかし,今回のモデルは,モデルの提案から実証実験 去で手がけることができ,また∴現在継続中である「ケ、・−㍗一 夕イ温泉道@別府」においr ,そ〝)有用性が十分確認さ れつつあることは H「(r コンテンツ提案において非常に 意義のあることだと思っている亡
混米椚\
て伎〝J 上枝開とししは, りにごどょらす,讃:【1t 女
うどんめぐりや久留米ラ、一メンめぐりなど利川箇所〝) 拡大をフ また,スタンブラリ、一一にとどまらず,オリェン
テ、〃り一リン グやポイントカし一ドなど機能の拡張といった
温泉No 17 34 51 68 85 Fi g.5,施設毎の入湯数内訳
Fi g.7.今後の展望
平成て3年鹿 研究報告 大分県産業科・学績衛センタu
画㈲をサボーー卜した汎用システムぴ)開発を提案してい きたいと考えている、
こ〃)システムは,企業側宣と/〕ては,自社J 〕サー「ビス に,Lり関心ゾ)高いユーザーーに対する有益なマーーケナイ ングッーールとして,去たユーーザー一にとっては,ポイント カ」ト、をより身近なものにするととむに,財イけカ、了〕カ」一
ドを・掃Lて女性にオシャレを提供することが可能とな
る.さらに,拉二置情親や画像認儲など携ノ計石話の進虻に 伴って,ビンネス応用折・】J 能性を大きくノムげる幸)のと期
待している.
5.おわりに
インタし一ネットプロジェクトオフィス「土,プロi 、タイ プを干がけ,アプリケし一シ三了ンぴ)提案を行い世〝〕中にそ
の提案内容を糾うところまで漕ぎ着けた.
ニの分野はj 立案からリサ」¶ チを行い可能性がある場 合にはすばやく実証実験を試み,そこで評価を行い,成 否を確認するサイクルをいかに早くまわせるかが人切で
ある.
1TジJ 関連技術の進歩に比べて,その応用分野〝〕遅れ に相変わらずの状況であり,今後も継続して研究対象と
して進めていきたいと考えている。
最後に/実.誠実験モデル関して当プロジェクトオフィ スに参加し,活動をいただいたR鉄物流コンビューー タン
ステム大分(株)の杉本課長に深く感謝び)意を表すもの
である.